名古屋市中区大須にある出張撮影専門、ロケーションです。
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蛭田K・HIRUTAの部屋ミャンマー取材後記
【 突然の首相解任、軍政強硬派が政権掌握! 】の驚くべきニュースが2004年10月18日
奇しくもミャンマーへ着いた同夜に駆け巡った。 その余波を受け多少スケジュールの変更を余儀なくされたが、それでも政府の観光大臣との 謁見など、いくら仕事の依頼とはいえ 1ヶ月もの長期に亘る貴重な取材体験は私の人生観に 於いて、とても有意義であった事は否めない。 向こうは乾季の時期で、1滴の雨も降らず連日30℃を越す猛暑に見舞われたが、11月にも 拘わらずナパリビーチというとても美しい海岸で泳いでも来た。 これは、普遍的に纏めた私のデジタルカメラでのメモリアル写真集である。 今回は観光ポスター&パンフ撮影が主たる目的ではあるが私の目とレンズはややもすると 魅力的なミャンマーの人々を捉えてしまうので困ったものである。 その中でカローと言う町からトレッキング徒歩で4時間程の山道(車は入れずクタクタ)を 入った奥まった所に在るタヨーという村のパロン少数民族を尋ねた時が一番の印象深い 出来事だったのでそれについて少し触れてみる事にする。 ガイドのビルマ語も殆ど通じない様な所だけど、どこに行ってもミャンマー人の温かさは一緒で、 到底今の日本では見られない猜疑心の全く無い子供たちの笑顔がすぐに取り囲んで来る。 私は持参した3台のカメラの内、1台のデジタルカメラを、撮ったその場で見せて 相手と コミュニケーションを取る という別の使い方もしている。 写っているその子の画像を見て周りの子供たちは、最初 好奇に満ちた驚いた顔をしていたが、 それが、歓声に変わるのにそう時間は掛からない。 だが、当の本人は ≪キョトン≫ としている。 私は不思議に思ってその子の表情を追ったが、やがてガイドが教えてくれた。 『 この貧しい村には 〝鏡〟 が無いのですよ 』 と・・・・・・。 2004年11月23日(祝) ロケーション 蛭田 K-HIRUTA 和夫
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今月の写真
【 長閑なり 】